2014年8月31日日曜日

アンコールワットへの道⑧〜上海リニアに乗る〜

友達のホテルを離れる。
「もし飛行機に乗れなかったら、また戻ってくる。たぶん80%の確率で戻ってくると思うけど」と友達に告げた。
「いや、99%だと思う」と彼女は付け加えた。

僕らは駄目もとで空港へ向かった。浦東国際空港へはリニアが走っているということなので、どうせなら記念にそれに乗って行くことに。

地下鉄で「龍陽路」駅まで行き、そこからリニアの駅に乗り換える。龍陽路〜浦東空港は約30キロメートルあるが、それをわずか7、8分で結ぶ。最高速度は時速400キロだが、時間帯によっては時速300キロで走る。料金は普通席が50元。当日飛行機を利用する人は飛行機のEチケット等を見せれば、40元になる。


上海リニアのレール


素人の僕から見れば、レールがとても簡素なのが驚かされる。この上で時速400キロの物体が走り抜けるとは到底思えない。


しばらくしてリニアが来た。デザインはそれほどかっこよくなかったが、扉の開き方とか各車両ごとに1人の乗務員がいる点でリッチ感がある。

このとき乗客はそれほど多くなく、各車両に数人乗っている程度だった。座席の幅も広く、とてもゆったりできる。

各車両の前方には速度表示があり、発車直後から速度計はどんどん上がって行く。あっという間に時速100キロ、時速200キロ、そして時速300キロまで到達した。どうやら僕たちが乗った時間帯は時速300キロで運行するようだ。


 走行中、揺れは感じられなかったが、結構傾いている時があるので、初めて乗る僕は少しヒヤヒヤした。それでもあっという間に到着してしまう上海リニアにはとても感動した。関空へ行くまでにもこんなのがあればいいのに。

<<続く>>






2014年8月29日金曜日

アンコールワットへの道⑦〜友達が働くホテルへ〜

「世紀大道」駅に到着。空港へ向かう前に友達が働いているホテルに向かった。そのホテルの名前は「明城大酒店」(ちなみに「酒店」は中国語で「ホテル」の意味。酒屋という意味ではない)。そこそこ高層だし、こんな大きいホテルで友達が働いているなんて少し驚いた。

扉を空けて入ろうとすると、従業員が代わりに開けてくれる。さっきのホテルとは違い、サービス精神のある立派なホテルだ。ロビーへ行くと、女性スタッフが笑顔で挨拶してくれたので、彼女に尋ねた。

「ここで坂本という日本人が働いていると思うんですが」
「ああ!NAOKIね」
「はい!僕は彼の友達なんです。彼は今いますか?」
「今は出かけてますね、午後2時から勤務なので、そのころには戻りますよ」

午後2時までにはまだ時間があった。僕たちは先にお昼ご飯をとることにした。大きい荷物をホテルに預けさせてもらい、外へ出た。選んだお店はビュッフェみたいにおかずが並べられており、そこから自分が食べたいもの選ぶ形式。おかずによって値段が異なる。あまり外国人観光客が行くような店ではなかったが、僕は地元の人しか行かないような店で食べるのが好きだ。その方が案外美味しかったりする。実際ここも肉の味がしっかりしていて食べ応えがあった。コーラはちょっとぬるかったが。

再びホテルへと戻る。友達が戻るまでもう少し時間がありそうだったので、ロビーの椅子で軽く居眠り。すばらくして友達が戻ってきたという情報が入った。内線で彼の部屋に繋いでもらった。今着替えてからすぐに降りてくるという。とても元気そうな声だった。

友達が降りてきた。びしっと制服を着こなし、髪型はオールバックスタイル。インターンシップで中国のホテルで働いたあと、今のホテルに就職することに決めた。海外で勝負するとても勇敢な友達だ。

僕は彼に事情を話した。昨日の飛行機に乗れなかったどころか、今日の飛行機に乗れない可能性も高い。もし乗れなかったら、今日はここのホテルに泊まると。僕たちの災難な状況に彼は仰天した様子だった。

空港へ向かうまで、まだ2時間近くあったので、ホテルのレストランで休憩させてもらった。背もたれのあるフカフカのソファーだ。しかもコーヒーまでごちそうになった。僕はWiFiを使って日本にいる友達と連絡をとって、彼女はソファーの上でスヤスヤと寝た。

おごってもらったコーヒー

<<続く>>





2014年8月28日木曜日

アンコールワットへの道⑥〜賭けで空港へ向かう〜

11日の朝8時頃、目を覚ました。彼女はまだ寝たそうにしているので、1人で何となくロビーに向かった。ロビーにはすでに数人の日本人がいた。ちょっとお話ししたりしたが、それぞれニューヨークへ行く人、タイに行く人、僕と同じくシェムリアップに行く人様々だった。みんなそれぞれ愚痴を言い合ったり、電話をかけてホテルへキャンセルの電話をかけていたりしていた。

この日の飛行機にも乗れないというショックは大きかったが、僕も何か行動をしなければと考えていた。そしてふとあることを思い出した。そういえば、関空で中国東方航空のスタッフが11日の便を僕らの為に予約すると言ってくれたんじゃなかったっけ?口約束ではあったが確かに中国航空のスタッフが僕たちのために予約をしておくと言ってくれたはずだ(かなり曖昧な感じではあったが)。

もしかして11日の便に僕たちの名前が入っているのではないか、それに気づかず、上海のスタッフはもう満席だから12日の便になると僕たちに告げたのではないだろうか。可能性は決して高いとは言えなかったが、ゼロでもないと考えた。

僕は決心した。今日空港へ向かおう。そしてもう一度確認しよう。電話でも良かったが、面と向かってのほうが確実だと感じた。

どっちにしろ僕たちは今日このホテルを去ることにした。飛行機に乗れなかった場合は友達のホテルに泊まることにからだ。僕はホテルのスタッフに「今日もチェックアウトするよ。別のホテルに泊まるから」と告げ、預けたパスポートを返してもらった。そして最寄りの地下鉄の駅を教えてもらい、まだ眠いと言ってる彼女を無理矢理起こし、タクシーで向かった。


着いたのは「野生動物園」駅。上海地下鉄の地図で確認していると、かなり端っこのほうだ。改めてここが辺鄙なところであることがわかる。ここから友達が勤めるホテルのある「世紀大道」駅まで3回乗り換えなければならなかった。

電車に乗っている間、僕は彼女に関空のスタッフが予約してくれてるかもしれないと伝えた上でこう相談した。
「今日、駄目もとで空港に言ってみようと思うんやけど、どう思う?もし予約されてなかったとしても、キャンセル待ちをしたら乗れるかもしれない」
眠そうな彼女はまた振り回されるのか、みたいな表情をしたが、何も言わずに頷いた。

可能性は低かった。80%は諦めていたが、今日奇跡的に飛行機に乗れたら、カンボジアに1日半滞在できる。1日半と半日では大違いだ。

<<続く>>

2014年8月27日水曜日

アンコールワットへの道⑤〜中国東方航空が提供したホテルに宿泊〜

中国東方航空が無償で提供したホテル

午前1時40分、ホテルに到着。これがまたすごい辺鄙なところにあり、空港から40分くらいかかった。僕らを含め、乗客たちはみなヘトヘトだ。

みんなチェックインするために並び、また行列ができる。また並ばなければならないのか。はあ・・・。しかも驚いたことに、ホテルのスタッフが1人しかいない。後ろの方に並んでいた僕らは一体いつになるんだろう。

部屋に入れたのは午前2時15分過ぎ。疲れ切って、即ベッドの上で横になったが、ベッドがまた硬い。これには彼女もがっくり。そして僕はWiFiが繋がらないことにがっくり。

辺鄙なところでベッドが硬く、WiFiもつながらない。こんなところに2泊もしなくてはいけないのか。

これはちょっと考えなければならない。いくら2泊分無償で提供してくれるとは言っても、ここにいてはろくに上海観光もできやしない。お金が掛かってでも友人のホテルに泊まった方がいいのではないか。

そんなことを考えながら、眠りについた。翌日僕らはある行動に移した。

2014年8月23日土曜日

アンコールワットへの道④〜衝撃、カンボジア半日で帰国の運命に!?〜

現地時刻22:30分、僕たちの飛行機は上海浦東国際空港に到着した。もちろん僕たちが乗るはずだったシェムリアップ行きの飛行機はもうとっくに飛び立ってしまった。これから乗り継ぎ用の中国東方航空カウンターへ行かなくてはならない。しかしそこでもものすごい行列が・・・。

また並ばなくてはならないのか。

しかし明日の搭乗を確認する為の大事な作業だ。ここはもうひと踏ん張り。
もうひとつ気にしなければならないことがあった。今日の宿泊だ。僕には上海のホテルで働いている友達がいて、そこに宿泊するつもりでいた。ところが、近くにいた係員の話によると、なんと航空会社がホテルを無償で提供してくれるのだという。通常、免責となる台風による遅延、ましては中国東方航空がこのようなサービスをしてくれるなんで、想像もしていなかった。

僕は上海に友達に今日はそっちに泊まらないと伝えようと思い、公衆電話で電話しようと思った。しかし公衆電話は硬貨のみで、僕は人民元の硬貨を持ってなかった。そこで僕の前に並んでいた中国人に紙幣と硬貨を交換してくれるよう頼んだ。その中国人は快くOKしてくれた。しかも彼は日本語が話せた。聞いてみると、岐阜県のトヨタの下請け会社で働いているという。今回は夏休みを利用して実家のある武漢へ帰る予定だそうだ。その彼も僕らと同じように今日の便には乗れなかった。

公衆電話から友達に掛けようと思ったが、硬貨を入れて、ボタンを押しても反応がない。どうやら壊れているようだ。列に戻って彼に「公衆電話壊れてたよ」と告げると、なんと彼は自分の携帯を差し出してくれた。「これで掛けたら良いよ」と。なんて優しいんだ!
これで友達に連絡をとることができた。念のため友達には「この携帯は隣の中国人から借りたものだから、オレの番号じゃないからね」と言っておいた。すると友達から意外な答えが。「そうなん!?でもそれ番号が日本の携帯やで。そやから自分の携帯から掛けてるんかと思った。めっちゃお金かかってるんちゃん?」。そう、その中国人が貸してくれた携帯はソフトバンクと契約している日本の携帯だったのだ。中国で電話を掛けるとなると、国際電話扱いとなり、友達の言う通り結構お金がかかってるに違いなかった。それにもかかわらず、彼は快く僕に携帯電話を貸してくれた。本当に彼には感謝だ。

時刻はもう深夜0時前。僕たちはまだカウンターにはたどり着かない。そんなとき「シェムリアップ行きの方はいますか?」とスタッフが声をかけていた。すかさず僕は手を挙げた。なんか知らないけど、いち早く搭乗の確認ができそうだと思った。

しかしそのスタッフからとんでもない答えが返ってきた。

「11日(翌日)の便はもう満席なので、12日(翌々日)19時10分の便になります」

ええーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

そ、そんな、12日の19時発なんて・・・。僕らの帰りの飛行機は13日の16時発。このままだとカンボジアに半日だけ滞在して、すぐ帰国ということになってしまう。そんなの勘弁してくれよ!!

少し交渉してみたが、上海―シェムリアップ間の便は19時10分の1便しかなく、それが満席なのでどうしようもないという。

僕らのカンボジアの旅は終わった。もうこうなったら半日だけでカンボジアを楽しむしかなかった。アンコールワットを見られるだけでもまだマシだ、と思うしかなかった。

その後僕らはバスに乗り、航空会社指定のホテルへ向かった。そのバスもなかなか出発せず、結局出発したのが午前1時、ホテルに到着したのが午前1時40分だった。

アンコールワットへの道はまだまだ遠い。

<<続く>>

2014年8月21日木曜日

アンコールワットへの道③〜待って待って待ちまくる〜

チェックインしたのが13:00で、出発時刻は17:30。それまでかなりの時間があある。そういえば飛行機が遅れているお詫びとして、航空会社から関空のレストランで使える食事券1000円分もらった。


こんなのもらっても全然ラッキーな気持ちにはならなかったが、せっかくなのでこれを使って食事をすることに。

彼女と相談した結果、中華料理屋「紅虎餃子房」で食べることに。
僕が注文したのはピリ辛のじゃがいもと肉の炒め物。これがなかなか美味しかった。


待って待って待ちまくって、ようやくそろそろ良い時間になったというところで、出発ゲートへ向かった。入ろうとすると警備員に「これはまだです」と言われてしまった。なんだよ、まだ入れさせてくれないのか。仕方なく関空の本屋で暇つぶし。蘇州の情報でも調べておいた。4時50分くらいになったところで、再び出発ゲートへの列へと並ぶ。しかしまた警備員に「まだです」と言われてしまう。え?まだなの?だってもう出発1時間前切ってるじゃん!聞くところによると機材がまだ関空に到着していないという。なんだとー!!

こうなってくるとおそらく出発時刻は17:30では済まない。これは長期戦を覚悟しなければならない。しかも僕たちは朝8時から関空に来ている。もう心身ともに疲れ始めていた。そしてなによりも乗り継ぎ便に間に合わないということがほぼ確実になってしまった。

中国東方航空の乗る予定の乗客たちは列の端っこに寄らされ、入場OKサインが出るまで待ち続けた。その間に何人もの乗客が係員に「まだか?」と聞いている。日本語のわからない外国人たちはとても不安そうな顔をしていた。

もう待つのはある意味慣れてしまったというくらいの時にやっとOKサインが出た。イミグレを抜けると、聞きたくもないようなアナウンスが流れた。「中国東方航空MU516便の出発時刻は20時40分になります」

がーん。ここからまた3時間近く待たなくてはならないのか。ただただ気が滅入る。本当にひたすら待っていただけなので、特にこれ以上書くことはない。

とにかく待つしかなかった。

ようやく飛行機が飛び立ったのは21時。現地時間の10時半、無事上海に着いたのだが、そこでもまたいろいろと待たされることに。乗り継ぎ便に乗れなかったのは言うまでもない。

<<続く>>


2014年8月18日月曜日

アンコールワットへの道②〜愕然!台風による遅延、乗り継ぎに間に合わない!part2〜

わざわざ朝早く空港に来たのに振り替えができないというショックは大きかったが、次のことを考えなければならない。17:30発ということになると、上海の到着が18:50、シェムリアップ行きの飛行機が19:10発で、その差わずか20分しかない。これでは乗り継ぎはほぼ不可能だ。チェックインカウンターのお姉さんにも「おそらく間に合わないでしょう」と言われた。

実は僕はどこかを経由して旅をするというのは初めてである。初めての経由でこんな目に遭うとは思ってもみなかった。とりあえず、乗り遅れた場合、どうすればいいのか聞いた。するとスタッフの返答は「基本的に次の便の振り替えになりますが、詳しいことは上海に着いてから現地で確認してください」というそっけないものだった。もっと親切さに満ちた名回答が返ってくるかと期待していたのにー!。「翌日の便には必ず乗れるのですか?」「上海で一泊することになった場合、ホテルは自己負担ですか?」など、何を聞いても「現地で確認してください」の一言。なんか無責任だなーと思いつつも、まあそんなものなのかと納得するしかない。

この時対応していたスタッフはJALの人だったが(JALとの共同運行便だったので中国東方航空のカウンターにJALの人たちがいた)、あまりに僕がいろいろ質問するので、中国東方航空のスタッフを1人呼んできてくれた。念のためそのスタッフにも振り替えはできないかとか、乗り継げなかったらどうするのかとか、いろいろと聞いてみたけれど、やっぱり返答は同じだった。

ちょっと進展があったのは、僕たちのためにその中国東方のスタッフは翌日の便の予約をしてくれたことだ。とは言っても上海-シェムリアップ間は1日1便しかなく、出発時間は19:10だ。そうなるとほぼ丸1日上海にいることになり、せっかくの2日半のカンボジア旅行が1日半になってしまう。そういう場合補償とかはないのか聞いてみたが、台風による遅延は航空会社には責任はないとのこと。別の航空会社に振り替えてもらうこともできない。もしそうするならすべて自己負担だ。

本当だったらカンボジアに2日半滞在できる予定だったのに、それが1日半になることが現実味を帯びてきた。これまでの一連のできごとには愕然としてしまったが、ここはもう前向きに捉えるしかなかった。今日上海に到着して、明日の19時まで上海にいるんだから、いっそのこと上海から近い蘇州に行ってみようと考えた。それに蘇州は前からずっと行ってみたいと思っていた場所だ。今回は中国とカンボジアの旅ということにしよう、そう考えると、とてもワクワクしだして、むしろこっちの方が良いんじゃないの、と思うようにまでなってきた。トラブルに対して、臨機応変に対応できる自分がカッコイイなんていう自画自賛の気持ちまで出てきた。

しかしその思いは打ち砕かれ、これから僕たちはもっと愕然することになる。

<<続く>>


2014年8月16日土曜日

アンコールワットへの道①〜愕然!台風による遅延、乗り継ぎに間に合わない!〜

8月10日早朝

「私たちの飛行機遅れてる」

それを聞いたのは出発当日の朝5時頃だった。僕たちは自分の乗る飛行機が遅延や欠航しないかどうか、ずっと気にかけていた。ちょうど台風11号が関西に接近していたのだ。彼女は朝早くに目を覚まし、スマホで関西空港のサイトから本日のフライト情報を確認し、そう言った。

悪い予感は的中してしまった。経由地である上海行きの中国東方航空MU516便は本来であれば14:10発であったが、17:30分発にまで遅れていた。となると関空から上海までの飛行時間は約2時間20分、よって上海に到着するのは現地時間18:50。上海からシェムリアップ行きのMU513便は現地時間19:10発のため、乗り継ぎに間に合わない可能性がかなり出てきてしまった。

けれど僕はこういうこともあろうかと、前日に中国東方航空の関空―上海間の便を調べておいた。その日、僕たちが乗る便の他にも関空―上海間の便は6便あった。そのうち2便はまだ遅延情報が出ておらず、その2便のいずれかに乗れば、乗り継ぎ便に間に合う計算だった。

そして僕は決心した。まだ朝5時半だったが、今すぐ空港へ向かい、遅延してない便に振り替えてもらおうと考えた。おそらく他の乗客も同じことを考えるだろう。こういうのは先に言ったもん勝ちだ。僕たちは6時45分発のバスに乗り、空港を目指した。

7時40分、予定通りに関空に到着。中国東方航空のチェックインカウンターにはすでに行列ができた。「ヤバイ!みんな行動が早いな」と焦ったが、この行列はMU730便9:40発のチェックインのために並んでいる乗客たちだった。しかもこのMU730便も17:30発まで遅れていた。

とりあえず僕たちも便を振り替えてもらうために並んだ。スタッフが1人、行列の側に立っていたので、そのスタッフに尋ねてみた。しかしそのスタッフの返答は「今はMU730便のチェックインだけを受け付けているので、今並ばれても、対応ができないかもしれません」だった。可能性は低くてもいい、とにかく僕たちは並んだ。

数十分待って、やっと僕たちの番が来た。

僕:「僕たちが乗る予定のMU516便なんですが、遅れてますよね?このままだと乗り継ぎ便に間に合わないので、それに間に合う便に振り替えてもらいますか?」
スタッフ:「本日の中国東方航空の便は台風の影響によりすべて17:30発になってます」

なにー!?全便17:30発だとー!!
確かに他の便も17:30まで遅れていると関空のフライト情報ではあった。しかし僕が目を付けていたそれに乗れば間に合う2便にはまだ遅延情報がでていない。もしやこのスタッフ、面倒だから適当にそんなこと言ってるのではないだろうか。オレを甘く見るなよ、オレはちゃんと知ってるんだぞー!そこで僕は「MU8724便とMU8764便は予定通り飛ぶんですよね?それに振り替えてくださいよ」と頼んでみた。
しかしそのスタッフの回答はこうだった。「その2便は日本航空との共同便でJAL機材を使用するので、その場合は振り替えができません」
な、なんと!欠航や遅延になった時に備え、万全の準備はしてきたつもりだったが、そういう航空会社の都合があるとは知らなかった。これにはがっくり。ちょっと粘ってみたが、やはりこればかりは無理だという。

どうやら僕たちは17:30発になってしまった元々のMU516便に乗るほか方法はなさそうだった。

<<続く>>



〜最低限知っておきたいカンボジア旅行の基本情報〜

しばらくブログを更新していなかったですが、久々に始めようと思います。今回の旅先は世界遺産アンコールワットのあるカンボジア!!会社の5日間の夏休みを利用して行ってきました。
自分自身にとって久々のLCCではない飛行機の旅となりました。ブログの趣旨とは異なってはしまいますが、たまにはいっか!ということで今回の旅を綴っていきたいと思います。カンボジアといえば、地雷などで少し危ないイメージがあるかもしれませんが、実際に現地へ行ってみれば、そのような不安はあっという間に払拭されます(観光地内ならば)。カンボジアに行ってみたいけど、迷っているという方はこのブログを見て、ぜひ参考にしてください。

自分の体験談を綴る前に、まずはこれからカンボジアを旅行される方のために、最低限知っておきたいカンボジア旅行の基本情報をいくつかお伝えしたいと思います。

・空港はシェムリアップ国際空港へ
みなさんがカンボジアに訪れる目的は大半アンコールワット観光だと思いますが、そのアンコールワットがあるのは首都プノンペンではなく、シェムリアップ(Siem Reap)という都市です。プノンペンとシェムリアップの距離は東京と大阪間くらい離れています。なので間違ってプノンペン国際空港行きの航空券を購入しないようにしてください。

現在、シェムリアップと日本の都市を結ぶ直行便はありません。バンコク経由、上海経由、ホーチミン経由などいろいろ行き方はあるので、自分の都合の良いフライトを探してみてください。

・お金はUSドルを用意
カンボジアにはリエルという通貨がありますが、USドルも一般的に流通しています。むしろアンコールワットのあるシェムリアップではUSドルでやりとりするのが一般的です。ホテル、レストラン、ショップ、タクシー、トゥクトゥクなどよっぽど小さい店ではない限り、USドルでの支払いできます。しかしセントは普及していないので、おつりがセント以下になる場合、リエルでのおつりになります。私の経験上、あらかじめリエルを準備する必要は全くありません。

・トゥクトゥクを怖がってはいけない
日本人にはあまりなじみのない乗り物トゥクトゥク。まだ乗ったことない人は、窓もないし、こんなの乗って大丈夫なの?危なくないの?と思うかもしれませんが、シェムリアップを観光する際、ホテルから遺跡、遺跡からまた別の遺跡まではある程度距離があります。カンボジアはとても暑いですし、とても徒歩で行動することはできません。なのでシェムリアップを観光するにあたってはトゥクトゥクは必須の乗り物となります。それほどスピードを出す訳ではなく、電車でいうつり革のような取っ手もあるので、想像よりも危なくないかと思います。タクシーもありますが、トゥクトゥクと比べて圧倒的に数が少ないので、探すのが大変です。カンボジアに来た際には、ぜひ乗ってみましょう。トゥクトゥクに乗るのもカンボジア旅行の醍醐味です。

どうしても乗りたくないという方は、タクシーをホテルに手配してもらって一日チャーターするという方法もあります。

カンボジアではメジャーな乗り物・トゥクトゥク
以上、この3つさえ知っておけば、カンボジア旅行においての凡ミスは防ぐことができるでしょう。

次回からは私の旅の体験談を綴っていきます。最初からいきなりトラブルに巻き込まれるハメになりましたが、これもまた良い経験です。ぜひ読んでください!!