2014年8月28日木曜日

アンコールワットへの道⑥〜賭けで空港へ向かう〜

11日の朝8時頃、目を覚ました。彼女はまだ寝たそうにしているので、1人で何となくロビーに向かった。ロビーにはすでに数人の日本人がいた。ちょっとお話ししたりしたが、それぞれニューヨークへ行く人、タイに行く人、僕と同じくシェムリアップに行く人様々だった。みんなそれぞれ愚痴を言い合ったり、電話をかけてホテルへキャンセルの電話をかけていたりしていた。

この日の飛行機にも乗れないというショックは大きかったが、僕も何か行動をしなければと考えていた。そしてふとあることを思い出した。そういえば、関空で中国東方航空のスタッフが11日の便を僕らの為に予約すると言ってくれたんじゃなかったっけ?口約束ではあったが確かに中国航空のスタッフが僕たちのために予約をしておくと言ってくれたはずだ(かなり曖昧な感じではあったが)。

もしかして11日の便に僕たちの名前が入っているのではないか、それに気づかず、上海のスタッフはもう満席だから12日の便になると僕たちに告げたのではないだろうか。可能性は決して高いとは言えなかったが、ゼロでもないと考えた。

僕は決心した。今日空港へ向かおう。そしてもう一度確認しよう。電話でも良かったが、面と向かってのほうが確実だと感じた。

どっちにしろ僕たちは今日このホテルを去ることにした。飛行機に乗れなかった場合は友達のホテルに泊まることにからだ。僕はホテルのスタッフに「今日もチェックアウトするよ。別のホテルに泊まるから」と告げ、預けたパスポートを返してもらった。そして最寄りの地下鉄の駅を教えてもらい、まだ眠いと言ってる彼女を無理矢理起こし、タクシーで向かった。


着いたのは「野生動物園」駅。上海地下鉄の地図で確認していると、かなり端っこのほうだ。改めてここが辺鄙なところであることがわかる。ここから友達が勤めるホテルのある「世紀大道」駅まで3回乗り換えなければならなかった。

電車に乗っている間、僕は彼女に関空のスタッフが予約してくれてるかもしれないと伝えた上でこう相談した。
「今日、駄目もとで空港に言ってみようと思うんやけど、どう思う?もし予約されてなかったとしても、キャンセル待ちをしたら乗れるかもしれない」
眠そうな彼女はまた振り回されるのか、みたいな表情をしたが、何も言わずに頷いた。

可能性は低かった。80%は諦めていたが、今日奇跡的に飛行機に乗れたら、カンボジアに1日半滞在できる。1日半と半日では大違いだ。

<<続く>>

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