2014年8月23日土曜日

アンコールワットへの道④〜衝撃、カンボジア半日で帰国の運命に!?〜

現地時刻22:30分、僕たちの飛行機は上海浦東国際空港に到着した。もちろん僕たちが乗るはずだったシェムリアップ行きの飛行機はもうとっくに飛び立ってしまった。これから乗り継ぎ用の中国東方航空カウンターへ行かなくてはならない。しかしそこでもものすごい行列が・・・。

また並ばなくてはならないのか。

しかし明日の搭乗を確認する為の大事な作業だ。ここはもうひと踏ん張り。
もうひとつ気にしなければならないことがあった。今日の宿泊だ。僕には上海のホテルで働いている友達がいて、そこに宿泊するつもりでいた。ところが、近くにいた係員の話によると、なんと航空会社がホテルを無償で提供してくれるのだという。通常、免責となる台風による遅延、ましては中国東方航空がこのようなサービスをしてくれるなんで、想像もしていなかった。

僕は上海に友達に今日はそっちに泊まらないと伝えようと思い、公衆電話で電話しようと思った。しかし公衆電話は硬貨のみで、僕は人民元の硬貨を持ってなかった。そこで僕の前に並んでいた中国人に紙幣と硬貨を交換してくれるよう頼んだ。その中国人は快くOKしてくれた。しかも彼は日本語が話せた。聞いてみると、岐阜県のトヨタの下請け会社で働いているという。今回は夏休みを利用して実家のある武漢へ帰る予定だそうだ。その彼も僕らと同じように今日の便には乗れなかった。

公衆電話から友達に掛けようと思ったが、硬貨を入れて、ボタンを押しても反応がない。どうやら壊れているようだ。列に戻って彼に「公衆電話壊れてたよ」と告げると、なんと彼は自分の携帯を差し出してくれた。「これで掛けたら良いよ」と。なんて優しいんだ!
これで友達に連絡をとることができた。念のため友達には「この携帯は隣の中国人から借りたものだから、オレの番号じゃないからね」と言っておいた。すると友達から意外な答えが。「そうなん!?でもそれ番号が日本の携帯やで。そやから自分の携帯から掛けてるんかと思った。めっちゃお金かかってるんちゃん?」。そう、その中国人が貸してくれた携帯はソフトバンクと契約している日本の携帯だったのだ。中国で電話を掛けるとなると、国際電話扱いとなり、友達の言う通り結構お金がかかってるに違いなかった。それにもかかわらず、彼は快く僕に携帯電話を貸してくれた。本当に彼には感謝だ。

時刻はもう深夜0時前。僕たちはまだカウンターにはたどり着かない。そんなとき「シェムリアップ行きの方はいますか?」とスタッフが声をかけていた。すかさず僕は手を挙げた。なんか知らないけど、いち早く搭乗の確認ができそうだと思った。

しかしそのスタッフからとんでもない答えが返ってきた。

「11日(翌日)の便はもう満席なので、12日(翌々日)19時10分の便になります」

ええーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

そ、そんな、12日の19時発なんて・・・。僕らの帰りの飛行機は13日の16時発。このままだとカンボジアに半日だけ滞在して、すぐ帰国ということになってしまう。そんなの勘弁してくれよ!!

少し交渉してみたが、上海―シェムリアップ間の便は19時10分の1便しかなく、それが満席なのでどうしようもないという。

僕らのカンボジアの旅は終わった。もうこうなったら半日だけでカンボジアを楽しむしかなかった。アンコールワットを見られるだけでもまだマシだ、と思うしかなかった。

その後僕らはバスに乗り、航空会社指定のホテルへ向かった。そのバスもなかなか出発せず、結局出発したのが午前1時、ホテルに到着したのが午前1時40分だった。

アンコールワットへの道はまだまだ遠い。

<<続く>>

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