2012年3月19日月曜日

麻薬とエイズが四川省・イ族に危機を招いている

中国の『三聯生活週刊』によると、四川涼山のイ族自治区で麻薬やエイズが蔓延した影響で、少なくとも2万5千人の孤児が存在している。



イ族自治区は中国でイ族が住む一番大きな地区であり、473万人のうち約半分がイ族である。

しかし山地に住むイ族の農民生活は現代社会とはかけ離れており、貧困地域となっている。

涼山は四川と雲南の境界に位置するが、イ族はそこでアヘンの栽培や売買をしていた歴史がある。

山地の土地はやせていて、伝統的な農作物は栽培することができなくなったが、ケシだけは栽培でき、それで大きな利益を得ていた。

共産党が麻薬を禁じる前までは、アヘンを栽培し売買することが、涼山に住むイ族の一番の収入であった。

『三聯生活週刊』によれば、90年末期ごろから再び麻薬が流行し、青少年が手を染め始めた。

・犯罪

報道によると、貧しいイ族地区での麻薬問題は、犯罪の横行、家庭の破壊などを引き起こしており、女性までもが麻薬の売人となっている。

現在涼山イ族地区では、どこでも孤児が見受けられ、彼らの中には両親とも亡くした者や、父親か母親はいるけれども、子供を養わない場合もある。

麻薬の流行と同時に家庭の崩壊でエイズの流行をも引き起こし、多くの子供が感染者となっている。

しかし報道によれば、エイズ感染者は無料で治療ができ、イ族地区もエイズ感染者を軽視はしていない。

イ族である中央民族大学の候遠高教授は涼山に婦女児童発展センターを設立し、イ族の人々が救われるよう手助けをしている。

中国当局はイ族に対し、補助金の助成や優遇政策を実施しているけれども、これらの政策や補助金だけでは涼山イ族の現状を変えるには限界があると、候遠高教授は述べている。



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