2012年3月23日金曜日

イラン人は中国にあまり興味がない

http://www.ftchinese.com/story/001043597 FT中文網 2012.3.12

伊朗十记(下)》を拝読して、私はイランに大変興味を持った。事実、イランは輝かしい文明や巨大な影響力を持つ。かつては中国にも劣らず、先頭を切っていた。


ある視点から言えば、歴史的に中国が中東文化に入り込むことよりも、イランやアラブ国家が中国文化へ入り込むことのほうが多かった。ギリシャ文明の多くは欧州国家の継承ではなく、中東の学者からの吸収で、その後欧州に広まったのだ。欧州が暗黒時代だった中世期のころ、中東はイスラム黄金時代へと突入した。その時代の中東は社会が開放されていて、文化も発達し、商業も繁栄しており、科学は先頭を切り、学者、商売、技術が集まる場所だった。そのイスラム文明の最も大きな要素はイラン文明から吸収されていた。残念なことに欧州が現代文明に進んだ以降、中東の多くの社会では未だに中世期の生活から脱出できていない。


現在の中国人(イスラム教徒は除く)はイランに対してあまり興味がなく、詳しくない。しかし多くのイラン人と知り合えば、それがお互い様だとわかる。イラン人のエリートは非常に聡明だが、中国については全く知らず、興味も持っていない。ほとんどのエリートたちの目は西洋に向いていると言っていいだろう。他のイスラム国家、例えばトルコなども同様である。彼らの関心はみな西洋にあるのだ。多くのイラン人(イラン政府ではない)からすれば、中国は遠すぎて、よくわからず、あってもなくてもいいようなもので、まだ日本ほうが関心が持てるようだ。


イラン人、アラブ人、チュルク人であろうが、中東の人々の目には世界は中東と西洋しか映っていない。他の地域はあまり重要視していない。数年前のウルムチでの暴動の後、非難したのはトルコとイランだけである。現在でもチュルクが世界のリーダーだと気取るトルコ人もおり、中国に対しわけのわからない恨みを抱いている。実際中国との関連はあまりないのだが。トルコ国内には匈奴の冒頓単于の立像があるために、多くのトルコ人は中国はトルコ人を恐れて万里の長城を建設したのだ、と思っている。


イラン政府は反対派の圧力の下、中国を批判した。しかし政治や宗教を別にすれば、そして個人的に会ってみれば、イラン人とトルコ人はとても良い人たちである。しかし彼らは確実に中国には興味がない。

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