2012年3月20日火曜日

女性の体毛に対する日中間の意識の違い

去年3月、東日本では大地震と原発事故が発生し、日本経済は大打撃を受け、観光業界も壊滅的な打撃に見舞われた。しかし消費が低調する中で、ある業界が意外にも活気づいている。報道によると、各々の脱毛を専門とする会社では顧客の予約が大幅に増加し、予約できない人さえいるほどだという。原発事故により電力供給は低下し、夏ではクーラーの使用が制限された。そのため着る服はより薄くなり、体の露出する部分が増えた。それゆえ日本の女性はある必要不可欠な行為をするため、予約へと急ぐのだ。日本女性は体毛に対して容赦がない。日本女性が中国女性を見たときにはいつも不思議に感じてしまう。


日中学院は日本で歴史のある中国語学校である。何年も前に私はここで中国語を教える仕事をしていた。そのため、今でもこの学校から定期的にタブロイド誌が送られてくる。内容は日中交流活動の様子や学習方法、たまに学生の中国語作文が掲載されているくらいのものだ。去年の新聞にはある一人の女子学生の作文が掲載されていた。それは「中国女性の体毛は理解できない」というものだった。作文にはこう書いてあった。「日本女性は特に自分の体毛には気をつけています。小さい頃からそのような環境で育ったので、中国へ行って中国女性が長い腋毛を露にしているのを見て、自分の目を疑いました。細かく観察してみると、腋毛以外にも、他の部位の体毛もそのまま生やしていることがわかりました。なぜですか? 中国の男性は女性の体毛を気にしないのですか?」


確かに、中国女性は日本女性ほど体毛に対して気にしていない。上記の女子学生の主張のような体毛に対する意識の違いは両国の文化的衝突を引き起こす。実際それは90年代に起こった。広島アジア大会で中国の女子競泳選手らの体が注目を浴びた。プールのジャンプ台で着水の準備をしているとき、腋毛がテレビカメラに映ったのだ。解説員が「中国の選手が腋毛を剃っていない!」と驚いた。当時、中国競泳界は世界レベルになったばかりで、国際大会で女子選手が注意すべきことについてあまり理解していなかった。その後、意識が改められ、女子選手が腋毛を露にすることはなくなった。しかし体毛に対する意識はすべての人には普及していない。


実際、日本を含むアジアの民族は元々女性の体毛に対し気にしてはおらず、後から欧米の習慣に影響されて刻々と普及していったのだ。


アメリカの心理学者ナンシーは自身の著書『靓者生存』(邦題不明)で「欧米人の美意識の中では体毛はとても重要な位置にある」と指摘しており、また「毛髪は人の心を揺さぶるが、それは頭髪に限られる」と述べている。頭髪以外の体毛は余計なもので、男性にとって負の影響を与える。イギリスの作家ジョン・ラスキンは何度か結婚しているが、すべて短期間で終わっている。原因は妻の太腿の毛が濃いからで、彼が理想としたギリシャ彫刻の美女とはかけ離れていたからだった。古代ローマの詩人オウィディウスは女性にこう警告した。「汝らは腋の下に粗野な山羊を隠してはならない。汝らは脚に醜い体毛を残してはならない」。


このような文化背景により、欧米女性は自身の体毛に敏感になった、体を露出する服装がますます増加するにつれ、脱毛の意識はますます強くなっており、最終的には永久脱毛をする。ナンシーはこう話す。「ニューヨークで最前線の美容院Frederic Fekkaiでは、毎日100名ほどの女性が全身脱毛しに来るのです」。


日本女性の脱毛を追求する動きは90年代後期から見られた。その前までは腋毛対して妥協はしなかったが、脚や腕の毛は剃っていなかった。当時日本に来た華人はみな「日本女性は毛が多い」という印象を持っていた。生の魚を食べるがゆえ毛が多くなると思っていた華人もいた。夏の公共の場は、常に顔は白いが手足に毛が生えた女子を見ることができた。その後、国際交流が進む中で、日本女性は自分のスタイルが劣っていると意識し始めた。欧米スタイルを追い求め、日本でも“脱毛”産業ができあがったのだ。企業は知恵を絞り、レーザー脱毛、薬による脱毛などの技術を開発し、女性の悩める“毛”問題を解決した。そして日本女性が脱毛のためにお金を出すのは当たり前となった。両脇脱毛は1回6000円で、両腕は2万円にも達する。全身脱毛ならその料金は計り知れない。


東京の街を歩いて出くわすスタイルが良く歯が白くて整った女性は大抵みな脱毛している。21世紀の日本女性は美貌を追求するため、こっそりと自己大改革しているのだ。


日中学院の女子学生の作文には中国男性が女性の体毛を容認しているのが理解できないとあった。その容認があるため、中国女性は腋毛を気にしないという可能性もある。日本女性の大改革の動力は日本男性の厳しい視線があったからなのかもしれない。

http://overseas.cn.yahoo.com/ypen/20120220/873509.html (中国ヤフー)2月20日

0 件のコメント:

コメントを投稿