2012年2月21日火曜日

中国人留学生が見た日本3

アンケート結果は残念だが、これは私にとって価値のあることだ。私は安売り話を聞きたいわけではないし、一回の講演を通して、日本の同世代の考え方を変えることを望んでるわけではない。中国を好きになってもらいたいわけでもない。私はだた自分の努力を通して、日本人に知ってもらいたい。日本人が知っている中国は一部分にすぎない、テレビカメラを通した中国にすぎないということを。報道されていることが事実でも、それは事実の一部分にしかすぎない。中国もどの国家と同じで、良い面もあれば、悪い面もある。私は誰かを代表して結論を出したいわけではない。ただ自分が真実を伝えることによって、日本人に本当の中国の姿を見てもらいたい。その後で自分の考えを持ってほしい。


講演は午後1時に始まった。私と先生が教室に入り、昼休憩を終えたばかりの学生たちは幾分だらだらしているように見えた。私はあらかじめAとBのアンケートを学生たちに配布しており、授業前と授業後に中国に対する印象と考えを記入してもらうようにした。同世代の直接の交流を通して、彼らの考え方が変わるかを見るためだ。多くの学生はわざと自分の好奇心を隠すように、私の方を見る。あのまなざしはこの中国人と日本の若者がどこが違うのか探しているようだった。一見、違いなど見られなかったからだ。


私は国内外の“80後(80年代生まれの若者を指す)”が同じようにアニメを見て子供時代を過ごしていること、日本に対する興味、日本語を学び始めたこと、日本に留学に来たこと、身を持って日本文化に触れたことを話し始めると、学生たちにだんだんと親近感が芽生え始めた。中国の若者は反日教育を受けた育った“憤りの世代”ではないことに学生たちは気づいたようだ。教室の固ぐるしい雰囲気は和やかなり始め、私の公演内容に少しは興味を持ってくれたようだ。


それから私は正直に切り出した。


私は「日本人は他の国と同じように、当然のように日本の思考、日本の価値基準で判断し、日本文化に対して、一種の理由不要の優越感を抱いている」と話した。「一人の中国人として、日本に来たとき感じた文化の違いは想像していた以上に大きいものだった。当然中国人の視点、思考で日本を感じ取っていたからだ」


私が感じる日本人と中国人の最大の違いは“自己”と“他人”、どちらを重要視するかということだ。実際にアンケートの中で日本人は「中国人はわがままで謙遜さがない」と答えた。日本人は常に周囲の反応、集団的な雰囲気、他人への気遣い、他人からどう見られているかを気にする。この習慣は独特であるだけでなく、社会の暗黙の規則となっている。出る杭は打たれるだ。良く言えば、いつでも他人を気遣い、相手の立場になって話をし、お互いに思いやりがある。衝突を避け、心が行き届く文化だ。日本人の典型的な要素のひとつである。悪く言えば、個性の消滅、意見の抑え付けであり、曖昧な表現によって誤解が安易に生じ、交流の効率が悪い文化だ。中国人はみな個性を尊重し、ものを言って、事を進めて、やっと胸がすっとする。特に一人っ子の“80後”世代は人口の多さ、教育不平等の環境の中、小さなときから試験、就職の過酷な競争に面しており、集団から脱するため、人より際立とうとする。自分の意見を強調し、自我を前面に出す。これが中国と日本の国情の違いからなる性格の違いである。

http://overseas.cn.yahoo.com/ypen/20120210/855521_2.html(中国ヤフー)2月10日

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