2011年12月11日日曜日

中国政府も困惑している!?孔子平和賞

第2回孔子平和賞がロシアのプーチン氏に授与されることが決まり、12月9日北京香山芸術区で授与式が行われた。


授与式では孔子平和賞委員会の谯达摩主席が今回の孔子平和賞を受賞したプーチン氏を詳細に紹介し、またロシアからの留学生シャシャとマーシャもロシア語でプーチン氏について紹介した。


引き続き、北京大学教授で孔子平和賞委員の孔庆东はプーチン氏の受賞理由について「プーチン氏が大統領だった期間、優秀な実績と、外交面で卓越した成果を残し、偉大なるロシア国民に福祉をもたらした。および2011年の春から夏にかけて、北大西洋条約機構(NATO)のリビアへの攻撃を断固として反対し、世界平和の維持のために、傑出した貢献をした。したがって、人類平和史の模範に値するとして、孔子平和賞を授与する」とした。


興味深いのは、ロシアの政府関係者は誰1人として、授賞式に参加していないことだ。この前に、文化省が公文書を発送し、まだ批准されていない授与活動を停止すべきだという命令を出した。ある評論では、孔子平和賞はノーベル平和賞に対抗して設立されてたものであるが、国際社会の認可はなく、中国の政府筋でさえも権限よりも身の潔白を装うための関係となってしまっている


去年の孔子平和賞では台湾国民党の名誉主席・連戦氏が受賞したが、連戦はこの受け取っておらず、主催者は1人の女の子と探し出し、連戦氏の代わりに受け取らせた。


第2回孔子平和賞の選考は11月13日に行われ、評議委員会は国内16名の学者によって構成され、北京大学の孔庆东教授、清華大学の邱拙教授、清華大学の费毕刚博士および第1回孔子和平賞の谯达摩主席を含んでいる。この賞に対しロシア政府筋はなんの態度も示しておらず、一部のロシアのメディアでは、プーチン氏がこの賞を受賞したことは「非常に気まずい」とプーチン氏に思わせた、と報じた。


事実、政府も孔子平和賞とは距離を置いている。文化省のウェブサイトでは「中国郷土芸術協会」はどのような機構も協会名義で孔子平和賞の活動を行わせることを許可しておらず、法律的な責任を追及されるだろう、との声明を出した。外交部のスポークスマンも孔子平和賞の件については回答を拒否している。


去年の孔子平和賞の選考員は文化省に属する「中国郷土芸術協会」であった。今年の第2回孔子平和賞は大変複雑で、「中国郷土芸術協会」は文化部により解散させられ、主催者は「中華社会文化発展基金会」に継承された。そしてすぐにまた政府筋から停止するよう命じられ、最終的には香港で新しい機構「中国国際和平研究センター」が設立された。


孔子の子孫、孔庆东は授賞式でプーチン氏を褒め称えるだけでなく、アメリカを猛烈に非難した。孔氏は「アメリカは強盗国家、乱暴国家であり、アメリカは世界中すべての人の平和を破壊している」と評した。孔氏の論理に基づけば、アメリカ批判をすれば孔子平和賞を受賞できるだろう。


皮肉なのは、北京からプーチン氏に孔子平和賞を授与したとき、プーチン氏はロシアの50都市で反プーチンの抗議デモに頭を悩ませており、北京から贈られたこの賞は彼の政治生命に対して何の意義もない。
http://opinion.nfdaily.cn/content/2011-12/11/content_34785290.htm(12月11日)南方報業

僕自身この記事を読んで初めてわかったことは、孔子平和賞は中国政府主催ではなかったことです。そしてなんと中国政府も孔子平和賞を厄介だと思っていることがこの記事から理解できます。

それなのに日本のメディアは中国政府が行っているかような報道をしています。少なくとも、これは政府ではなく、一つの団体が行っているものだとは伝えていないのではないでしょうか。そういうところから外国に対しての誤解が生まれてしまうのだと思います。

それにしても中国国内でこんなリベラルな文章を書けるなんて、さすが南方グループならではです。南方グループがリベラルだ、と言われる理由がこの記事を読んでよくわかりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿